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経理作業のチェックはまずBSから!

更新日:2024年4月24日

こんにちは!港区南青山で経理代行&会計・資金調達コンサルティングを行っているMeguro Accounting& Consultingの古川です。


経理の入力作業のチェックをする際、皆さんどのようにしていますでしょうか?

仕訳帳・伝票を一件、一件チェックし、多くの時間をとられてしまう方もいると思います。

今回は、効率的かつ効果的な経理ミスのチェック方法をお話しできればと思います。


まずチェックするのはBS!

経理入力のミスを確認する際、基本は仕訳帳から取引の全てチェックすることで人為的なミスを発見防止することが出来ます。

一方で、バランスシートのチェック(BSチェック)はある一定の時点でどのような資産や負債が残っているのか(残高といいますが)またはあるべきなのかという観点からバランスシートをチェックすることで完了するため、取引の全件の入力をチェックをする必要はありません。


・預金の残高は通帳残高・残高証明と一致しているか? 

・売掛金の残高は請求書の請求額と一致しているかまたはその時点の未入金の請求額と一致しているか?

・借入金は銀行の返済予定表と一致しているか?

・固定資産の残高は固定資産台帳とあっているか?


等々が例として挙げられます。


まずはバランスシート(BS)の残高が『あるべき残高』としっかり一致しているのかをチェックすることが、とても大切です。

BSのチェックは、全部の取引を一件一件しらみつぶしにチェックする必要はありませんので、効率的かつ効果的に行えるチェックだと思います。

このBSのチェックを行うことで、長期間回収していない売掛金が見つかったり、支払ができていない買掛金が見つかることもあるかもしれません。

経理のミスはBSに積もっていきます。

PLは次の期に持ち越しませんが、BSの残高は翌期に繰り越されてしまいますので、BSのミスは残ったまま次の期に引き継がれてしまうのです。


BSを間違えると、利益も間違えてしまう

正しいBSが固まるということは、正しい期間損益計算ができているということを意味します。

BSの仕組みとして純資産の増加額=PLの最終利益と一致します。



その為経理の決算チェックはまず始めにバランスシートの残高の確認をすることで大きな

間違いがないかを確認します。

万が一、当期末のBSの期末金額が違うと、翌期首の金額も間違うことになってしまいます。

BSの金額には、よくよく注意しましょう。


その他に気を付けたいチェックポイント

複数の視点からのチェックが大事!

その他の経理処理のチェックをする際に、大事なことに以下のようなものがあります。

・チェックの時間をずらす 

→できた直後は完璧だと思っても、別の日に見ると致命的なミスに気が付けることもあります。

・作成者以外の人にダブルチェックしてもらう

・ミスが起きたらそのミスを記録しておき、チェックリストを作り今後二度と同じミスを繰り返さない対策を講じることで経理処理のプロセスがより正確に効率よく行えるようになります。


経理処理をチェックする際は、まずBSからチェックし、大きなミスをチェックすることが大切です。

経理処理で不安なことがある方や、効率的な処理のチェック方法を知りたいという方は、ぜひ一度弊社へお問い合わせください。
































 
 
 

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