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予算・事業計画作成の重要性を解説!

更新日:4月24日

こんにちは!港区南青山で経理代行/記帳代行&会計・資金調達コンサルティングを行っているMeguro Accounting&Consultingの古川です。

今回は、予算作成の重要性についてお話ししていきたいと思います。


突然ですが、こちらのグラフは中小企業(個人事業主含む)が予算の作成をしたことがあるかという調査結果のグラフです。

予算事業計画作成ノウハウ

※中小企業庁委託「小規模事業者の事業活動の実態把握調査」(2016年1月、(株)日本アプライドリサーチ研究所)の調査結果をもとに作成


この表を見ればわかる通り、約半分の中小企業は予算を作成したことがありません。

上場企業は業績予想を開示するなど、経営計画を投資家に示したうえで、四半期ごとに実績

としての財政状態、経営成績を開示する必要があります。

事業計画などの情報は、投資家が投資判断をするうえで非常に重要な情報であり、業績予想のベースになる予算と実績が大きく乖離すると、結果として投資家の判断をミスリードすることに繋がります。

予算作成は、上場企業や大きな会社がやるもので中小企業はやらなくてもいいのではないかと思っている、又は予算管理までする余裕がないという経営者の方も多いのではないのでしょうか。

そのような経営者の方も数字化はしていなくとも、頭の中には会社のビジョンや将来像ができていると思います。そのような考えを数字で表現することによって、今まで気が付かなかったことが明確になります。

これを経営の可視化といいます。

これは、予算を作成するメリットの一つです。 

また、予算は作成するだけでなく、たてた予算である目標数値と実績値との比較をすることによって、その差異の原因を分析し改善策をたてることが重要です。これを予算を管理するといいます。

今回のコラムでは、1.予算作成と2.予算管理をなぜやる必要があるのかをそれぞれ解説したいと思います。


なぜ予算策定が重要なのか

①目標が視覚化できる

予算策定が重要である理由は、予算があることで将来の財務状況を視覚化することができ、

それが、経営計画や目標を達成するための道筋となり、取り組むべきことが見えてきます。

目標が具体的になるほど、どこに無駄があるかが現れ、効率的な経営ができるようになります。

このようにまずは予算を作ることで自社の現状と課題を把握し、問題点を洗い出していきます。


②従業員に向けて目標の周知ができる

予算編成を行うと、チーム全体に共通の目標を周知できるようになります。

どれだけのお金を使って、何を達成しようとしているのかが具体的になり、全員が同じ方向に進んでいることを確認できます。

また、それぞれの役割が明確になり、売上目値や原価などを具体的な目標値を設定し、部門や担当者ごとに達成すべき目標として示すことで、目指すべき着地点を社内で共有でき、社員の責任感の育成にも繋がります。



なぜ予算管理が重要なのか

予算を作ったら終わりではなく、その予算をもとに予算と実績の比較で予算を管理することこそが重要なのです。

① 予算管理が経営の改善につながる

予算管理を行うことの最も重要な意味は、「PDCAサイクルを回す」ということです。

このPDCAサイクルの中で

①Planを策定し、②実行(Do)③確認(Check)④改善(Action)を何度も繰り返す中で実効性の高い予算管理が可能となります。

予算管理を進めていくことで計画と実績の差が明らかになります。

その差を分析し、会社がいま抱える経営課題やいま手を打つべき問題点をあぶりだすことで、現場が抱える問題に対する有効な改善策や、即効性のある対策をスピードでたてるプロセスが生まれるのです。


②意思決定のスピードを上げることができる

会社規模の大小にかかわらず、迅速な経営判断は大切ですが、事業計画や予算のプロセスがを持たない中小企業の場合は気づいたときには手遅れで、経営判断の遅れがすぐに倒産などにつながるなどおそれがあります。

中小企業は大企業に比べて資金を集める方法が少ないため、キャッシュフローの誤り一つで破綻に繋がることもあります。そのためスピーディーな意思決定が重要になります。



当社では事業計画予算作成のサービスを提供しています。

これらは資金調達や補助金の申請でも欠かせませんので、当社にぜひお問合せ頂き、予算の作成はもちろん、予算と実績の差異の分析や解決に至るまでサポートさせて頂きたいです。

次のコラムでは予算作成のながれにを簡単についてお話しできればと思いますので、ぜひお付き合いください。



 
予算事業計画作成ノウハウ監修者

監修

目黒 夕紀子

​公認会計士/税理士

米国公認会計士(USCPA)を取得後, 中央青山監査法人(現PWC監査法人)にて国内外企業の監査業務に従事。その後大手外資系企業において財務・国内及び・国際税務&レポーティング業務等を経験。後に大手消費財企業においてファイナンスコントローラーとしてファイナンス&プラニング、内部監査統制プロジェクトを担当

リーマンショックを機に目黒会計事務所に入所し公認会計士の勉強をスタート 

目黒会計事務所では監査業務/会計/財務/税務/相続業務等幅広い分野で国内の中小企業をサポート

2016年公認会計士試験に合格し 公認会計士及び税理士として登録

現在に至る

 



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